「7月豪雨消費者トラブル110番」開設 国民生活センター

7月の豪雨被災地域と被災者・関係者を対象に、国民生活センターが「平成30年7月豪雨消費者トラブル110番」を7月13日の午後1時から開設する。7月14日(土)以降は午前10時から午後4時まで。土日祝日も実施する。被災対象地域10府県からつながるフリーダイヤル(通話料無料)で消費生活に関する相談を受け付ける。電話番号は、フリーダイヤル0120-7934-48(なくそうよ、しんぱい)。

この「110番」は7月に発生した豪雨災害に関連した消費者トラブルを対象に、10府県からつながるフリーダイヤルで実施する。10府県は、岐阜県、京都府、兵庫県、鳥取県、岡山県、広島県、愛媛県、高知県、島根県、福岡県の被災府県。設置されたフリーダイヤル番号は10府県以外からはつながらない。設定地域以外から相談したい人は消費者ホットライン「188」でも受け付けている。この場合は、最寄りの消費生活センターや消費者生活相談窓口への案内となる。

過去の災害では、家屋の強引なリフォーム勧誘、市役所を名乗った義援金の呼びかけなど、災害に便乗した悪質商法が横行した例があった。国民生活センターでは、それら被害の防止を図ることを目的とし「できるだけ迅速に対応できるよう110番を設置した」としている。相談例には「アパートが水浸しになり住めない状況だが、このまま家賃を払わなくてはいけないのか」などの切迫した内容も多いという。

相談電話番号は、フリーダイヤル 0120-7934-48(なくそうよ、しんぱい)

開設期間は、毎日10時~16時(土日祝日含む)

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. こどもの事故
    ゴールデンウィークを控え、宿泊先や親戚の家に置かれた製品で子どもが思わぬけがをする可能性があるとしてc
  2. 電話相談
    大阪弁護士会の消費者保護委員会は4月26日・27日の両日、紅麹サプリ健康被害110番を実施する。小林c
  3. 豪州消費者団体Choice
    住宅ローンや家賃に関する苦情が増加しているのは銀行が苦境に立たされている人を十分支援していないからだc
  4. 鶏肉
    日本政策金融公庫が実施した畜産物の購入に関する消費者動向調査によると、食肉と牛乳について、およそ6割c
  5. コンシューマーリポート
    4月22日のアースデイを前に、米国の消費者団体コンシューマー・リポートは気候変動が消費者の財布に与えc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る