消費者委員会を徹底サポート 交渉に力注ぐ 二之宮義人さん🔓

消費者委員会・新事務局長、弁護士 二之宮義人さん

「弁護士は代理人であると同時に法実務のプレーヤーです。一方、消費者委員会事務局長は委員会の徹底したサポート役。審判員でも観戦者でもない。委員会の意向に沿って各省庁との連携交渉にもあたるという消費者行政を推進していくためのバイプレーヤーです。そのような独特の役割が期待されていることを自覚しながら、事務局長を引き受けました」

消費者委員会新事務局長・二之宮義人さん今年9月、黒木理恵さんから引き継ぎ、消費者委員会の新事務局長に就任した二之宮さん。弁護士として中国残留孤児への投資勧誘事件、製品事故トラブル、認知症高齢者被害など、多くの消費者被害事件に取り組んできた。

特定適格消費者団体「消費者支援機構関西」の常務理事を今年8月まで務めるなど、市民派弁護士として長年消費者運動にも身を置いてきた。と同時に、内閣府国民生活局への2年間の“出向”経験も持つ。消費者運動と消費者行政。二之宮さんは二つの世界で消費者問題の重要性を体験してきた。就任わずか1週間後のインタビューだが、重責への方針は鮮明だ。

「消費者の声を直接聴くことは弁護士活動の基本です。その声を政策に反映していくのが消費者委員会の役割の一つ。これまでの活動が少しでも活かせるよう、サポート役に徹しながら、消費者委員会の意向を踏まえ…(以下続く)

(本紙10月1日号「消費者問題はいま―提言2018」より転載)

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