【英国】最高のスーパーを発表 エシカル、脱プラ重視へ

英国の消費者団体Which?が2月22日、スーパーマーケットランキングを発表した。生鮮食品の品質が明暗を分けたといい、最高のスーパーにはウェイトローズが、最悪のスーパーにはアズダが選ばれた。また、近年は環境配慮、エシカル、健康を重視する消費者が増えていることがわかった。

1万2000人以上の消費者がアンケートに回答し、スーパーの内装(買い物のしやすさ)、スタッフの対応、品質、価格などを評価した。

最高評価は顧客スコア76%を獲得したウェイトローズ、次いでマーク&スペンサー(71%)、アルディ(68%)などの順。最低評価だったのはアズダで56%のスコアとなった。昨年に続き最高評価となったウェイトローズは高級スーパーで、スタッフ対応が良く、レジの待ち時間も短かったほか、消費者が重要視する生鮮食品の品質の項目で高い評価を得た。

一方、最低ランクのアズダは格安スーパーとして知られ、スタッフ対応やレジの待ち時間、自社製品および生鮮食品の品質などの項目で不満が多かった。

アンケート調査では環境配慮やエシカル消費、健康をスーパーの商品に求める傾向も浮き彫りとなった。81%の人が健康な食品を販売しているかどうかを重視し、74%が食品に糖分表示を要求。また、72%がプラスチック不使用もしくはリサイクル可能な容器包装を使用しているかを気にすると回答、65%が食品の塩分表示を重視すると答えた。ランキング上位のスーパーはそれぞれ自社製品の包装や表示を工夫するなどの取り組みを実施していたという。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. こどもの事故
    ゴールデンウィークを控え、宿泊先や親戚の家に置かれた製品で子どもが思わぬけがをする可能性があるとしてc
  2. 電話相談
    大阪弁護士会の消費者保護委員会は4月26日・27日の両日、紅麹サプリ健康被害110番を実施する。小林c
  3. 豪州消費者団体Choice
    住宅ローンや家賃に関する苦情が増加しているのは銀行が苦境に立たされている人を十分支援していないからだc
  4. 鶏肉
    日本政策金融公庫が実施した畜産物の購入に関する消費者動向調査によると、食肉と牛乳について、およそ6割c
  5. コンシューマーリポート
    4月22日のアースデイを前に、米国の消費者団体コンシューマー・リポートは気候変動が消費者の財布に与えc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る