世界のブロードバンド料金の格差拡大 CIが対策求める

  • 2018/2/9
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各国の消費者団体で組織する国際消費者機構(CI、本部・ロンドン)は2月8日、ツイッターに「世界各国のブロードバンド料金の格差が広がっている」と書き込み、誰もが安全・公平かつ手頃な価格でインターネットが利用できるよう対策を呼びかけた。調査によると、月額料金が最も低かったのはイランで平均5.37ドル、最も高かったのはブルキナファソで平均961.22ドルとなり、178倍の開きがあった。日本は料金が低い順で82位、米国は114位だった。

民間の国際機関、世界経済フォーラムのツイートを受け、CIがつぶやいたもの。世界経済フォーラムは「インターネットへの接続はもはや基本的な人権としてみなされる。SDGs(国連の持続可能な開発目標)の一部でもある」と強調、CIも「誰もが手頃な料金でインターネットを利用することは消費者の権利であり、消費者保護を進めるための必要不可欠なツールだ」と主張した。CIは世界消費者権利デーにあたる3月15日、「公正なデジタル取引市場の確立」をテーマにグローバルキャンペーンを展開する予定だ。

英国「Cable.co.uk」などによると、調査した196カ国のうちブロードバンドの月額料金が最も低かったのは、イランの5.37ドル(米ドル換算)。以下10位までを示すと、ウクライナ(5.51ドル)、ロシア(9.93ドル)、モルドバ(10.8ドル)、シリア(12.15ドル)、エジプト(12.42ドル)、ベラルーシ(12.77ドル)、ルーマニア(13.47ドル)、カザフスタン(13.71ドル)、ジョージア(16.68ドル)。

一方、最も料金が高かったのがブルキナファソの961.22ドル。次いでパプアニューギニア(597.2ドル)、ナミビア(440.67ドル)、ブルネイ(267.87ドル)など。

低料金の10カ国のうち6カ国がCIS(ソ連崩壊後に結成された独立国家共同体)関連諸国。サハラ以南のアフリカ諸国は「劣悪な状況」(世界経済フォーラム)で、調査対象とした31カ国のほとんどが高料金だった。

主要国ではアメリカが114位(66.17ドル)、日本が82位(50.26ドル)、英国が62位(40.44ドル)、フランスが49位(36.36ドル)、ドイツが44位(34.08ドル)、中国が40位(32.25ドル)、インドが51位(36.9ドル)だった。

調査では、世界人口の53.6%にあたる40億人がインターネット未接続の状況にあることも判明。電力・インフラ整備の欠如などが原因とみられ、CIは各国の連携によるグローバルな対応を求めていく方針だ。

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