| | |  | ■アルミ付き紙容器のリサイクル本格スタート ……日本テトラパック
成田市に完成した豊住総合リサイクルセンター
 裁断洗浄機
 裁断洗浄されたアルミ付き紙容器。においもない | これまで廃棄されることが多かったアルミ付紙容器が、トイレットペーパーなどの再生紙として活用されることになった。紙容器の充填包装システムの大手「日本テトラパック株式会社」(本社・東京都千代田区)が関東エリアのリサイクルルートを構築。牛乳パックと同様にリサイクルが本格スタートする。
アルミ付紙容器はジュースやお茶、豆乳、酒などの飲料用包装容器として幅広く活用されているが、牛乳パックと比較すると、これまでリサイクルが浸透してこなかった。
日本テトラパックは使用済みアルミ付紙容器のリサイクルを促進するために、千葉県成田市に中間処理施設「豊住総合リサイクルセンター」を運営管理する「共同エンタープライズ」(本社・成田市)と業務提携。同センターの紙容器用の裁断洗浄機を活用して、アルミ付紙容器のリサイクルルートの構築に乗り出した。
アルミ付紙容器がリサイクルされなかった理由の一つは飲み残しの処理が面倒だったこと。牛乳パックよりも容量が小さいアルミ付紙容器は、開封して洗浄するには手間がかかる。また、自動販売機やコンビニエンスストアなどで販売されることが多いため屋外で消費され、飲み終わるとゴミ箱に廃棄されてしまう。
そこで日本テトラパックは、病院や工場など大型施設に設置された自動販売機を対象にアルミ付紙容器を回収。成田市のリサイクルセンターにある専用の機械で洗浄・裁断した後、川崎市にある再生紙工場に運ぶリサイクルルートを構築した。トイレットペーパーなどの再生紙の原料として活用されるという。
裁断洗浄機は高圧の水で飲み残しを洗浄し五セ角に裁断する。リサイクルセンターには排水処理施設が充実しており、中身入りの紙容器の処理も可能だという。飲料用紙容器を裁断洗浄し国内製紙メーカーに納入できる施設は全国でも珍しい。
日本テトラパックは、回収ルートを順次拡大させていくことを目指している。
(2004年11月19日号発信)
■日本テトラパック株式会社のホームページ
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