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チャイルドシート使用率76% 過去最高も半数が着座に課題

警察庁

使用が義務付けられている6歳未満の子どものチャイルドシート使用率が前年比1.5ポイント増の76%にのぼったことが警察庁とJAF(日本自動車連盟)の合同調査でわかった。過去最高となったが、JAFは「およそ四分の一が依然としてチャイルドシートを使用していない実態がわかった」と指摘した。

6月から7月にかけて全国98カ所で実施したチャイルドシート使用状況調査によると、子ども全体の使用率は76%だったが、年齢層別では1歳未満が92%、1~4歳が78.7%となり、5歳が55.5%と使用率が他の年齢より低調だった。

また、全国16カ所で実施した取り付け状況調査では、38.1%が「腰ベルトの締め付け不足」や「座席ベルトの通し方間違い」などのミスユースがみられた。同時に実施した着座状況調査では、52.1%が正しく着座できておらず、「ハーネスの締め付け不適正」や「ハーネスの高さ調節間違い」、「体格不適合」などが確認された。

(本紙「ニッポン消費者新聞」12月1日号より転載)
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