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オクラトキシンA、小麦と大麦に基準値設定 「5μg/kg」に🔒

厚生労働省
◎ライ麦は設定せず その他の食品は調査継続

穀類やコーヒーなど幅広い食品への汚染が報告されているカビ毒オクラトキシンAについて、厚生労働省の食品規格部会は12月11日、小麦と大麦にそれぞれ基準値「5μg/kg」を設定することを了承した。この基準値はコーデックス規格やEU(欧州連合)と同じ値となるが、コーデックスが基準値を設けているライ麦については、国内での消費量が少ないことから「直ちに規格基準の設定は必要でない」とした。厚労省は今後、規格基準改正に向けた手続きを進める。

オクラトキシンAは世界中で検出されるカビ毒の一つ。小麦や大麦などの穀類、コーヒー、ココア、ビール、ワイン、そばなど様々な食品の汚染が報告されている。非遺伝毒性発がん物質で腎毒性もあるとされ、カビ毒の中でもアフラトキシン類に次いで重要なリスク管理の対象とされている。

現在、日本や米国は基準値を設けていないが、コーデックス委員会が2008年……(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」1月1日新年特集号より一部転載)

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