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【豪州】定期購入商法 ウェブホスティング事業者が罰金支払い

オーストラリア競争・消費者委員会

オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は1月10日、シンガポールのウェブホスティングサービス事業者「ドリームスケープ・ネットワークス・インターナショナル」が5万6340豪ドル(約550万円)の罰金支払いに応じたと発表した。同社は「ドメインの追加登録無料」などと宣伝しながらサービス期間終了後に料金を請求しており、ACCCがオーストラリア消費者法違反の疑いで3件の侵害通知を発行していた。

ACCCによると、同社は豪州でウェブサイト「Crazydomains.com.au」を運営し、ドメイン名登録やウェブホスティング、ウェブデザインなど幅広いサービス提供を展開。2019年10月から23年7月にかけて自社サイト上で「ウェブサイトビルダー3カ月間無料」、「追加のドメイン名登録無料」と宣伝しながら、無料期間終了後に契約を自動更新し、料金を請求していた。これらの無料サービスは製品注文時、ショッピングカートに自動で追加される仕組みで、その際、自動更新されることや期間終了後に有料となることを明確に表示していなかったという。

ACCC委員のリザ・カーバー氏は「定期購入に関する情報が与えられていなかったため、消費者は購入した製品に加え、カートに追加された製品が無料であると信じていた可能性が高い」と指摘。「サブスクリプショントラップは懸念される商取引分野であり、消費者法に違反して、このような戦術をとる企業に対し、我々は躊躇なく行動する」と警告している。

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