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主婦連が提案、事故調査のISO規格 近く発行へ 学習会で報告🔒

■遺族の声支えに10年以上の取り組み 後半は自動車用緊急脱出ハンマーを解説

主婦連合会は1月24日、学習会「『標準化』って何?もっと知りたいその役割!」を会場とオンラインで開催し、主婦連が提案したISO規格「消費者事故調査に関するガイダンス」の進捗状況を報告した。この規格の原点は国内で発生した幾つもの悲惨な消費者事故。河村真紀子会長は「関係者や医師、遺族からの教えを背負いISOへの提案にのぞんだ」と語り、10年以上の取り組みを経て今春にも発行されることとを報告した。学習会の後半は主婦連社会部の平野祐子部長が自動車用緊急脱出ハンマーのJIS化や使用上の注意ポイントについて解説した。

ハイブリット開催された「標準化」学習会で報告する河村真紀子会長(左)と平野祐子・社会部長(1月24日、主婦会館にて)

この学習会はJIS(日本産業規格)の普及啓発を図る経済産業省委託事業として開いたもの。河村会長は非常口の案内標識や乾電池などを例に出し、身近な製品・サービスに活用されるJISの役割を説明した。次いで、発行が迫る「消費者事故調査に関するガイダンス」の現況を説明。ISO消費者政策委員会(COPOLCO)での初提案から国内審議団体、国際幹事国業務を担うなどして関わり続け、今春の発行にまでつなげたことを報告した。

発案から10年以上もの取り組みを支えたのが遺族の想い。消費者庁創設運動から派生した……(以下続く)

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