ポルトガル最大の消費者団体「DECO・PROteste」は2月6日、165台のスマートフォンを対象とした顔認証の安全性に関するテスト結果を公表した。簡単な顔写真をかざして調べたところ、42台（25％）がロック解除されてしまい、その中には高価格なハイエンド機種も含まれることがわかった。
顔認証に使用される技術は機種によって異なり、2D画像センサーを搭載した機種は3D搭載機種と比べて認証時間はわずかに速いが、安全性は低くなるという。DECOは「顔をマッピングする際のポイント数が多いほどシステムの安全性が高くなる。今回のテストでは、すべての機種の顔認証が信頼できるわけではないことがわかった」としている。