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消費者団体訴訟制度の情報はココで 「ココリス」サイト開設

消費者庁は4月から、同庁ホームページ内に情報一元化サイト「COCoLiS(消費者団体訴訟制度)ポータルサイト」を立ち上げ、適格消費者団体・特定適格消費者団体の活動状況や裁判の進捗状況などの情報発信を開始した。消費者から団体への情報提供と消費者の被害回復裁判手続きへの参加を促す狙い。「消費者と(特定)適格消費者団体を繋ぐ」をサイトコンセプトとしている。

消費者庁が開設した「COCOLiSポータルサイト」トップページ

COCOLiS(ココリス)とは消費者団体訴訟制度の英訳の頭文字からとった愛称。消費者庁はロゴマークやリスをモチーフとしたマスコットキャラクター(愛称・ここりす)を作成し、制度の認知度向上につとめている。今回のポータルサイト開設もその一環。

ポータルサイトでは、全国の適格消費者団体の問い合わせ先を網羅。被害回復裁判の全事例や団体の最新情報なども掲載している。差止請求については2017年11月以降の事例を掲載しているが、順次、過去分も掲載していく方針。

消費者団体訴訟制度は2007年に始まった消費者契約法に基づく制度。内閣総理大臣認定の消費者団体(適格消費者団体)が、被害消費者にかわって事業者に対して訴訟を起こすことができる。訴訟を担う適格消費者団体は全国各地で発足しており、直近では今年2月、なら消費者ねっと(奈良)が認定を受けた。

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