特定適格消費者団体の「埼玉消費者被害をなくす会」は7月9日、DeNA（ディー・エヌ・エー、本社・東京都渋谷区）が運営するポータルサイト「モバゲー」のサービス利用約款の中に消費者契約法で無効となる条項が含まれているとして、さいたま地裁に差止請求訴訟を提起した。DeNAは「訴状を受け取っていないため回答をいたしかねます」としている。同「なくす会」の裁判提訴は今回で6回目となる。
埼玉消費者被害をなくす会は今年4月、特定適格消費者団体として内閣総理大臣から認定されている。これまでも適格消費者団体として不当約款などの差止請求活動を展開、裁判も提訴し、今回で6件となった。
同「なくす会」によると今回の差止対象は、ディー・エヌ・エーが運用するポータルサイト「モバゲー」の次のようなサービス利用条項。
「携帯電話及びパスワードの管理不十分、使用上の過誤、第三者の使用等による損害の責任はモバゲー会員が負うものとし、当社は一切の責任を負いません」
「モバゲー会員規約の違反等について…（以下続く）
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