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「自動運転の説明不十分」 第一生命経済研究所が調査結果

第一生命経済研究所は7月11日、記者懇談会を開き、同社ライフデザイン研究部の研究・調査結果を発表した。「人生100年時代の働き方に関するアンケート調査」「自動運転の普及と消費者意識」をはじめ、「三大疾病を経験した60代男女の老後不安」、さらに「つながりのネットワーク、コミュニティ」の重要性と課題の研究などが報告された。自動運転と消費者意識調査では、販売時に衝突被害軽減ブレーキ、車間距離距離制御装置などの自動運転技術の説明を十分受けていないと感じている消費者が2割前後存在していたことが示された。

自動運転と消費者意識などの調査結果が発表された(11日)

これら調査・研究内容は第一生命経済研究所発行の「ライフデザインレポート」(Summer2018.7)に掲載されている。7月11日の記者懇談会には「活動報告」として「三大疾病を経験した60代男女の老後不安」や、「コミュニティ」の重要性を研究領域とする調査への取組も報告された。「人生100年時代の働き方アンケート調査」では、長く働き続けるための「学び直し」の重要性が指摘され、そのためには企業側からの働きかけも必要との論点が提示された。

「自動運転の普及と消費者意識」の調査結果では、現在の自動運転技術の実用化状況や実証実験動向、その課題などが紹介された。消費者アンケート調査では,自動運転技術が搭載されている自動車の購入にあたって、販売店から機能の説明があったかどうか尋ねたところ、2割前後の消費者が「詳しい説明は受けなかった」と回答していた。

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