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仮想通貨トラブル止まず 4-6月の相談、過去最多ペース

国民生活センター

全国の消費生活センターに寄せられた「仮想通貨」に関する相談件数が依然として増加を続けている。国民生活センターがまとめた4~6月の相談件数は前年同期比45%増の582件と、過去最多ペースとなっている。「仮想通貨の取引口座がハッキングに遭い、預けていたコインがすべて引出されていた」「利益が出たので出金しようとしたらログインできずに困っている。事業者に問い合わせても返事がない」など様々な事例が寄せられている。

国民生活センターによると、仮想通貨に関する相談件数は年々増加の一途をたどっている。14年度は186件だったが、15年度は440件と倍増。16年度はさらに倍増の847件となり、17年度は3倍増の2895件と急増した。今年度も前年度を上回るペースで推移しており、国民生活センターをはじめ各地センターも警戒を強めている。国民生活センターは16年2月、17年3月、今年4月と過去3度に渡り注意喚起を行ったが、依然としてトラブルが相次いでいる。

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