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<キユーピー>異業種と共同輸送開始 実車率99%実現

キユーピーは8月22日より、ライオンと日本パレットレンタル(JPR)の異業種3社で船舶による共通トレーラーを利用した共同幹線輸送を開始した。今年6月に関東~九州間の往復で試行したところ、実車率の向上、ドライバーの労働環境改善、二酸化炭素排出量の削減などの効果が得られた。

積載する商品はキユーピーの調味料や加工食品、ライオンのハンドソープやボディーソープ、JPRのパレットなど。総移動距離2811キロメートルのうち2797キロメートルで貨物を積載。空車になるのはわずか14キロメートルで、99%を超えた高い実車率が実現する。今回の取り組みにより、二酸化炭素排出量を62%以上低減できるとする。

キユーピーは「今後も、業種にかかわらずパートナーとなりうる企業と積極的にこの取り組みを広げ、持続可能な物流網の構築を進めていく」としている。

(本紙「ニッポン消費者新聞」9月1日号より一部追記し転載)

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