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消費者庁10周年へ課題検討 シンポ相次ぐ

消費者庁

今年9月で発足10周年目に入った消費者庁・消費者委員会。これまでの成果と今後の課題を検討するシンポジウムや報告会の開催が相次ぎ予定されている。NPO法人食品安全グローバルネットワークは10月15日に「消費者庁構想から10年・成果と課題」をテーマに参議院議員会館で報告会を開く。公益社団法人全国消費生活相談員協会(全相協)は11月16日に「公開シンポジウム・消費者庁創設10年を前に」を開催する。いずれにも消費者庁・消費者委員会発足に関連した消費者団体、弁護士、行政関係者が参加する。

10月25日の食品安全グローバルネット主催の報告会では、消費者庁が進めてきた新食品表示制度の検討経緯や課題を中心に、中村雅人弁護士(第1期消費者委員会副委員長)、宮城大学名誉教授池井戸重信さん(元消費者委員会食品表示部会長)などが参加する。中村弁護士は「食品安全行政への不信と消費者庁構想~期待・成果・課題~」をテーマに報告する。

11月16日に開催される全相協の公開シンポジウムには新行政機関発足を促した元内閣総理大臣福田康夫さんと全相協金子晃会長の対談ビデオが放映される。当日は国民生活センター理事長の松本恒雄さん、消費者委員会委員長の高巖さんが講演。消費者庁と消費者委員会のこれまでの活動成果と今後の課題を報告する。

消費者庁・消費者委員会は来年8月で満10年。ここ1年間は成果と課題を検討する機会ともなる。

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