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カツオによるアニサキス食中毒 厚労省「原因を確認中」🔓

厚生労働省の食中毒部会(会長・五十君靜信東京農業大学応用生物科学部教授)が3月13日、開催され、2018年食中毒発生状況が報告された。アニサキス食中毒の報告件数は468件(17年は230件)と倍増し、昨年の春にカツオの刺身による事例が急増したことが示された。病因物質別でもアニサキスがカンピロバクターを上回り、初めて第1位となった。ただ、カツオの事例が急増した理由については示されず、「確認を進めている」(厚労省)との説明にとどまった。

2018年食中毒発生状況が報告された厚労省食中毒部会(13日、TKP新橋カンファレンスセンターにて)

報告後の質疑応答の中で、尾島俊之委員(浜松医科大学健康社会医学講座教授)は「アニサキス食中毒、特にカツオの事例が急増したのは、届け出制度の周知が進み医師からの報告数が増えたためなのか」などと質問。

これに対し、道野英司・食品監視安全課長は「医療機関からの報告数が増えたというだけでは説明がつかない。これまでカツオはサバやイワシ、サンマの少し後ろの順位に位置し、原因食品としても頻繁には出てこなかった。また、カツオを開いても、頻繁にアニサキスが出てくるわけではなかった…(以下続く)

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