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【英国】モバイル通信で他国に遅れ 日本はトップ10入り

英国の消費者団体Which?

英国の消費者団体Which?は5月29日、モバイル分析会社Opensignal(ロンドン)の最新リポートを紹介し、国内のモバイルネットワークのダウンロード速度と4Gの可用性(Availability)が他国に比べて遅れていると指摘した。

Opensignalの調査は世界87カ国を対象とし、今年1~3月までに4300万台の機器から1390億以上のデータを集めて分析したもの。ダウンロード速度と4Gの可用性(いわゆる稼働率)は携帯電話サービスを選択する際に重要な数値だとしている。

調査結果によると、英国のダウンロード速度は平均21.7Mbpsで26位。周辺国のブルガリア(22.5Mbps)、ギリシャ(23.3Mbps)、ハンガリー(31.5Mbps)にも後れを取った。

1位は韓国で平均52.4Mbps。調査国で唯一50Mbps以上となり、Which?は「1分54秒で750メガバイトのHD動画をダウンロードできる速度だ」とコメントした。ちなみに日本は10位で平均33.0Mbps。

一方、4Gの可用性の指標では、英国は84.7%となり、25位。英国の消費者は一時間に84.7%の割合で4Gを利用できることになる。1位は韓国、2位が日本。米国は93%で、Which?は「地理的な課題と国土の広さを考えると驚くべき数値だ」と評価した。

■ダウンロード速度の上位10か国

■4Gの可用性の上位10か国

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