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子どもの水辺の事故に注意、ライフジャケット着用呼びかけ🔓

東京都庁

■サイズや締め付け不足に注意

■浮力が表示値満たさぬ製品も

水辺のレジャーのうち「海や川での水遊び」や「陸上からの釣り」をする場合、子どもがライフジャケットを着用しない割合が高いことが、東京都の調べでわかった。商品テストでは、表示された浮力を満たさない製品が見つかったほか、サイズ違いやベルトの締め付け不足があった場合、ライフジャケットが脱落したり、浮いた際にバランスを崩したりすることがあった。都は子ども用ライフジャケットの積極的な着用と品質の確かな製品の購入を呼びかけた。

都は昨年10月、小学生の子どもを持つ保護者2576人を対象にアンケートを実施。レジャー別のライフジャケット着用率を調べたところ、「流れのある場所でのボート遊び」(95.3%)や「ボートからの釣り」(83.1%)などでは高かったものの、「川・沼・湖・用水路での水遊び、魚とり」は18.8%と最も低く、「海での水遊び、魚とり」が23.5%、「陸上からの釣り」が40.3%と低い結果となった。

一方、着用したライフジャケットが役に立ったとの回答は全体の4.6%にのぼり、「水に落ちたが浮いた」「深い所でも溺れなかった」「流されたとき対処できた」「波にのまれたが浮いた」など、危険回避に役立った状況が確認できた。

ライフジャケットの不具合については1.8%の人が経験。サイズが合わない、脱げそうになった、股がベルトで擦れたなどのほか、うつ伏せで浮かんでしまい危なかった、体が浮かなかった、浮力のバランスが悪いなどの事例もあった。

そこで都は、船舶の法定備品や第三者機関等の承認を取得した製品を除いた製品について、浮力試験を実施。インターネット通販で安価に売られていた10製品を調べたところ、2製品は表示された浮力を満たさず…(以下続く)

(本紙6月1日号「警鐘ー安全と危険の狭間で」欄より転載)

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