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トクホの公正競争規約策定へ 来年度早々の運用開始目指す

健康食品を製造・販売する企業などでつくる公益財団法人日本健康・栄養食品協会(東京都新宿区)は7月24日、「特定保健用食品(トクホ)の表示に関する公正競争規約」の策定作業を開始すると発表した。2020年度早々の運用開始を目指す。

公正競争規約は、景品表示法の規定に基づいて設定する業界ルール。消費者庁や公正取引委員会の認定を得ることが必要で、協会は協議会準備委員会や表示連絡会などの準備を急ぐ方針。

トクホはこれまでに1000品目を超す食品が許可されていて、6000億円超の市場規模を誇る。

協会は2007年、適正広告自主基準を策定するなど取り組みを進めてきたが、表示の適正化を一段と進め、トクホ制度の維持・拡大を図りたい考えだ。「公正競争規約を策定することによって、特定保健用食品に対する消費者の信頼感が一層増すと同時に、事業者にとっても広告活動が行いやすくなる」としている。

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