ネットモールで販売されていた純正品でない充電式掃除機用バッテリーパックをダイソン製コードレス掃除機に取り付けたところ、充電中に出火して火災となる事故が相次いでいることがわかった。経済産業省は対象製品の使用の中止を、ダイソンは純正バッテリーの使用を呼びかけている。
対象製品の確認と使用中止を呼びかける経済産業省のプレスリリース
火災が起きているのはSHENZHEN OLLOP TECHNOLOGY社製バッテリーパック。今年3月以降、8件の火災事故が寄せられ、そのうち5件は7月に起きていた。NITE（製品評価技術基盤機構）によると、8月に入ってからも事故が報告されているという。
問題のバッテリーパックは複数のブランド名で販売されていたが、いずれも内部構造が同じで、製造事業者としてSHENZHEN OLLOP TECHNOLOGY CO.LTDの表示があった。
経産省はアマゾンやヤフー、楽天などネットモール事業者8社に対し、対象製品の販売自粛と購入者への使用中止の注意喚起を行うよう要請している。
ダイソンによると、純正バッテリーパックは同社ホームページで販売しており、ネットモールでの販売を行っていないという。