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世界ビール生産量5年ぶり増 キリンビール大学が調査

ビール

キリンホールディングスが運営するインターネット上の仮想大学「キリンビール大学」がまとめた2018年の世界ビール生産量は5年ぶりの増加となった。アジアや北米が減少したもののヨーロッパ、中南米、アフリカ、中東が増加した。

171の主要国・地域を対象に統計をとった。その結果、世界のビール生産量は前年比0.6%増の約1億9110万キロリットルで、5年ぶりに増加した。

生産量上位は中国、米国、ブラジル、メキシコ、ドイツ、ロシア、日本の順で前年と変わらず。17年連続トップの中国は前年比2.2%の減少。同大学は「消費者の需要が成熟し、市場が飽和した影響を受け減少した。一方、中高価格帯の商品は好調に推移し、低アルコール飲料の生産は増加した」と分析した。

9位のイギリスは4.5%増で、クラフトビールの関心の高まりを受けたもの。個人消費が好調なフィリピンは生産量が4年連続プラスだった。

(本紙9月1日号より転載)

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