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信号機のない横断歩道、歩行者優先の徹底を 海外では定着

警察庁

信号機のない横断歩道における歩行者優先を徹底するため、警察庁は秋の全国交通安全運動などで広報活動を強化する。海外では歩行者優先が定着しており、来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてドライバーにルールの順守を呼びかける。

道路交通法では、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合、横断歩道手前で一時停止して通行を妨げないことが規定されている。

しかし、このルールが徹底されておらず、自動車の対歩行者死亡事故の約7割が道路横断中に発生していたほか、信号機のない横断歩道では、自動車の減速不十分による死亡事故が発生していた。また、交通事故死者数に占める歩行中死者の割合が欧米諸国に比べて高かったという。

JAFが実施した2017年調査では、信号機のない横断歩道で一時停止した車の割合は8.5%にとどまり、依然として9割以上の車が止まらないまま通過して行ったという。

警察では秋の全国交通安全運動期間中の9月24日~26日のうちの1日を対策強化日に割り当て、全国で指導取り締まりや啓発活動を展開するという。

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