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チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススバルビル」で「チーズフェスタ2019」を開催、関東近県を中心に全国から6000人を超える消費者が集った。毎年恒例のご当地食材とチーズを使ったレシピを競う「チー1グランプリ」では、青森県からの応募作品「イガメンチーズ~ニンニクソース~」がグランプリを獲得した。応募作品数は1320点を超え、過去最高を更新。今年もフェスタの人気の高さを示した。チーズ即売会での売上収益金はユニセフに寄付されることも同フェスタの特徴だ。

2日間で6000人超が来場したチーズフェスタ2019(11日、東京・恵比寿にて)

チーズフェスタは毎年11月11日の「チーズの日」をはさんで開催されてきた。「チーズフェスタ2019」と題した今年はその28回目となった。

今回のフェスタでも参加者全員が食べ比べのできる企画が用意された。また、新しいおいしさを体験してもらおうと「冷凍めんとチーズのコラボレーション」をテーマに日本冷凍めん協会と連携した試食コーナーも設置された。さらに、元Jリーガー・中澤佑二さんを招いての「アメリカンチーズのおいしい簡単レシピ」をめぐるトークショー、NHK 「きょうの料理」講師・ヤミーさんによるチーズ料理の紹介、メディア限定企画としてチーズと健康をめぐる最新の研究成果を紹介した和洋女子大・中島肇教授の講演、など盛りだくさんだった。

注目を集めた企画の一つは11月10日に発表された「チー1(ワン)グランプリ」。プレゼンテーターに峰竜太さんを招き、受賞作が発表された。この「グランプリ」は全国のご当地食材や郷土料理にチーズを使ったレシピを応募してもらうイベント。優秀作品を表彰するコンテストだ。昨年は過去最多の1054レシピが全国から寄せられたが、今年はそれを上回る1321レシピの応募があった。2年連続過去最多の作品数だ。

当日は、この中から全国6ブロックの地域選抜を経て、「グランプリ」1作品、「準グランプリ」2作品、昨年から新設された「チーズ部門賞」1作品が表彰された。グランプリは、青森県在住の「やまりお」さん出品のイカを使った「イガメンチーズ~ニンニクソース~」、準グランプリには奈良県からの「奈良漬けとそうめんのはちみつピザ」及び福岡県からの「ふわふわはんぺんの明太はさみ焼き」の2作品。チーズ部門賞では今年のテーマである「青かび部門」のレシピとして、三重県からの「あおさとブルーチーズの鶏ハンバーグ」の1作品が「青かび部門賞」に選ばれた。

フェスタは毎年2日間開催されるが、期間中の即売会売上収益金は日本ユニセフに寄付され、世界の子どもたちの支援に充てられてきた。この子ども支援活動も「チーズフェスタ」の特徴となっている。

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