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はるやま、プラ製バッグ廃止し紙製に 1月から有料化も実施

スーツ大手のはるやま商事はプラスチックごみ問題への取り組みの一環として、12月中旬から順次、グループ店舗で使用しているプラスチック製のショッピングバッグを廃止し、紙製ショッピングバッグに切り替えることを決めた。1月中旬からはバッグの無料配布を廃止し、有料化に踏み切る。また、全国に250店舗以上を展開する「はるやま」では紙製バッグと同時に、石灰石を主原料とした環境配慮の新素材「バイオ・ライメックスバッグ」の導入を予定する。

12月中旬より順次切り替える紙製ショッピングバッグのイメージ(報道発表資料より)

紙製バッグへの切り替えと有料化は「はるやま」「PerfectSuitFactory(P.S.FA)」「フォーエル」の計457店舗で予定する。1月中旬からの有料化についてはバッグ1枚につき20円とする方針。

さらに全国に251店舗を展開するはるやまでは、TBM社が開発した新素材で作った「バイオ・ライメックスバッグ」を紙製バッグと同時に導入する。このバッグは主原料の石灰石と植物由来樹脂で作られており、プラスチック製バッグと同じ手触りや見た目を実現した。紳士服業界でこのバッグを導入するのは、はるやま商事が初めて。同社では使用感など消費者の声を参考にしながら、バイオ・ライメックスバッグへの移行を目指したいとしている。

同社広報は「紙製バッグのコストは割高だが、今後も環境に配慮した取り組みを進めていきたい」とコメントしている。

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