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加熱式たばこ、警告表示大きく JTがデザイン変更、1月から

JTは12月5日、加熱式たばこ「プルーム」ブランドの16銘柄について、パッケージデザインをリニューアルすると発表した。注意文言(いわゆる警告表示)の面積を現行の「30%以上」から「50%以上」に拡大し、表面に受動喫煙に関する文言を記載する。財務省令改正による注意表示の強化を受けたもの。2020年1月から全国で順次切り替えていく。

リニューアル前と後のパッケージ変更の一例(JTプレスリリースより)

6月14日に公布・施行した「たばこ事業法施行規則の一部を改正する省令」では、WHOのたばこ規制枠組条約や海外動向などを踏まえ、パッケージの注意文言を現行の「30%以上」から「50%以上」に拡大させ、表面に受動喫煙対策に関する文言、裏面に喫煙者の健康影響や未成年者の喫煙防止に関する文言の記載を義務付けた。オリンピック開催をにらみ、紙たばこの主要銘柄(年間販売本数1億本以上)と加熱式たばこについては、2020年4月1日から全面適用するとした。

注意文言は紙たばこが11種類、加熱式たばこは5種類。加熱式たばこの表面に記載する受動喫煙の文言は「加熱式たばこの煙(蒸気)は、子供の健康への悪影響が否定できません。たばこの誤飲を防ぐため、乳幼児の手が届かない所に保管・廃棄を。」や「加熱式たばこの煙(蒸気)は、周りの人の健康への悪影響が否定できません。健康増進法で禁じられている場所では喫煙できません。」など3種類を示した。

JTではデザインのリニューアルとともに名称変更も実施する。16銘柄の内訳は低温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「プルーム・テック」専用リフィル8銘柄、低温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「プルーム・テック・プラス」専用リフィル4銘柄、高温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「プルーム・エス」用リフィル4銘柄。

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