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森永「おっとっと」、賞味期限「年月」表示に 食品ロス削減

森永製菓は12月10日、「おっとっと」や「エンゼルパイ」など13商品の賞味期限を年月日表示から年月表示に変更すると発表した。12月から4月にかけて順次切り替えを進めていく。製造・輸送・販売工程で発生する食品ロスの削減を目指す。

来年4月に年月表示への変更を予定する「おっとっと」うすしお味。コンソメ味・矢場とんみそかつ味・たこやきマヨ味も同時期に実施する

対象は同社主力ブランド「おっとっと」や「エンゼルパイ」をはじめ、「ガトーショコラ」、「小麦胚芽のクラッカー」、機能性表示食品の「おいしいコラーゲンドリンク」や「おいしい青汁」など13商品。おいしいコラーゲンドリンクシリーズは12月から、エンゼルパイは3月から、おっとっとシリーズは4月からの順次切り替えを予定する。

国の基準(加工食品品質表示基準)では、製造から賞味期限までの期間が3カ月を超えるものについて年月表示を認めている。農水省は食品ロスの削減に加え、在庫管理や物流の効率化、小売店での商品管理の簡便化などの効果が期待できるとして事業者支援に積極的で、食品大手やスーパーを中心に年月表示化が広がっている。

森永製菓は今後も賞味期限表示の見直しや賞味期間のさらなる延長の実現に取り組んでいくとしている。

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