サイトアイコン WEBニッポン消費者新聞

【香港】まつ毛エクステ・まゆ毛メイクでトラブル 慎重に検討を

香港消費者委員会

日本同様、香港でも人気の高いまつ毛エクステンションとまゆ毛アートメイク――。これらの美容サービスを提供する店舗も増えているが、消費者団体の香港消費者委員会は12月16日、店によって施術に大きなばらつきがあり、トラブルが発生しているとして注意を呼びかけた。

消費者委によると、ある女性はSNS広告を見て、298ドルで「日本仕様」「最新」をうたうまつ毛エクステのトライアルサービスを申し込んだ。ところが、アレルギーフリーの接着剤が必要だとして150ドルの請求を受け、さらに「1カ月しか効果が持続しない」と言われ、次回の施術の予約分として1000ドルを支払った。ところが3日で取れてしまい、修正してもらったものの、それも5日以内にすべて抜け落ちてしまった。返金を求めたが店側はこれを拒否。残ったエクステを取り除くため、本来のまつ毛を短く切られてしまう結果となり、消費者委に苦情を申し出た。店側は「植毛の効果には個人差がある」として返金を拒否したままで、女性は同じ料金の別のサービスを受けることで納得せざるを得なかったという。

まゆ毛アートメイクでは、両目が腫れた事例や説明通りに仕上がらなかった事例などのトラブルが発生していた。

消費者委は施術方法、効果、料金について説明を十分に受け、資料や広告などを保管しておくようアドバイスした上で、「エクステやアートメイクの効果は永久ではなく、短期間しか持続しない。定期的なメンテナンスが必要になることを知っておく必要がある」と注意を呼びかけている。

モバイルバージョンを終了