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Gマーク拡大 安全運行心がけるトラック事業所が3割突破

交通事故を起こさないよう安全運行を心がける「Gマーク」トラックが広がっている。

全日本トラック協会は12月13日、「Gマーク(安全性優良事業所)」の認定を受けた事業所が全体の30.5%になったと発表した。対前年度比1%増加で、2003年の制度開始以降、30%台を超えたのは初めて。国土交通省によると、Gマーク営業所の死亡・重傷事故の割合は、認定未取得営業所の半分以下になっているという。

Gマークを紹介する全日本トラック協会ホームページ

Gマークはトラック協会が認定する評価制度。交通安全対策を事業所単位で評価し、一定の基準をクリアした事業者を認定している。2019年度は9449事業所から申請があり、そのうち9219事業所を認定した。今回の認定でGマーク事業者数が全国で2万6192事業所になり、全事業者(8万5935事業所)の30.5%を占めた。また、車両ベースでは50%に達したという。

国交省が2018年中の事業用トラック1万台あたりの事故件数をとりまとめたところ、Gマークトラックの死亡・重傷事故件数は認定未取得のトラックの半数以下だった。

全日本トラック協会は今後も荷主や消費者にGマーク制度の周知を図っていく方針だ。

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