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ほこりがたまって火災も 年末は配線器具の掃除と点検を

テーブルタップや延長コードなど配線器具の火災が相次いでいるとして、NITE(製品評価技術基盤機構)は12月19日、注意を呼びかけた。ほこりや水分が付着するとトラッキング現象により発火することがあるといい、「年末の大掃除にあわせて掃除や点検をしてほしい」としている。

ほこりや水分には電気を流す性質があり、付着するとトラッキング現象を引き起こすことがある(NITEの再現実験より)

配線器具の製品事故が2018年度までの5年間に309件報告され、そのうち191件(62%)で火災となった。宮城県で2016年4月、テーブルタップが火元となった火災では、コンセントに接続した電源プラグにほこりがたまり、トラッキング現象が起きて発火した。NITEは「差し込み口のほこりを払い、台所洗面所など水回りでの使用は控えてほしい。ペットの尿も要注意だ」としている。

また、テーブルタップの最大消費電力を超えて使ったり、電源コードを机で踏んだりすると異常発熱するおそれがある。配線器具の事故は暖房器具の使用が増える冬に多く起きる傾向があり、NITEは大掃除の際の点検を呼びかけている。

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