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【米国】最も安全なクルマ23車種を発表 15車種が日本車

自動車

保険業界が設立した非営利団体、米国道路安全保険協会(IIHS)は2月13日、最も安全性能が高い車を表彰する2020年「トップセーフティピックプラス(TSP+)」賞を発表した。受賞した23車種のうち15車種が日本車となり、マツダは「CX-3」「CX-5」など5車種が選ばれた。

トップセーフティーピックプラス賞は、優秀賞に相当するトップセーフティーピック受賞車両の中から、衝突安全性能、乗員保護性能、歩行者安全性能に加え、ヘッドライト性能が特に優れた車両を最優秀賞として表彰するもの。今回は優秀賞受賞64車種の中から日本車15車種を含む23車種が最優秀賞の栄誉を受けた。

IIHSはヘッドライト性能を重視する理由として、「自動車を購入する際、消費者がヘッドライト性能を見極めることは難しい。夜間の衝突事故を避けるには良好な視界が重要であり、対応車へのまぶしさへの配慮とドライバーの視覚を確保した最適なバランスを持つヘッドライトは衝突回避に不可欠だ」と強調した。

トップセーフティーピックプラス賞に選ばれた日本車15車種は、マツダが「マツダ3ハッチバック」「マツダ3セダン」「マツダ6」「CX-3」「CX-5」の5車種、スバルが「クロストレックハイブリッド」「レガシー」「スバルアウトバック」(2019年10月以降の製造分)「フォレスター」の4車種、トヨタが「カムリ」「レクサスES」「レクサスNX」の3車種、ホンダが「インサイト」と現地開発モデル「アキュラRDX」の2車種、日産が「マキシマ」の計15車種。

日本車以外では、韓国ヒュンダイの「ジェネシスG80」「ネクソ」など3車種、独ダイムラーの「メルセデスベンツCクラスセダン」と同「GLEクラス」の2車種、米テスラ「モデル3」、独フォルクスワーゲングループの「アウディA6」、米ゼネラルモーターズの「キャデラックXT6」の8車種となった。

優秀賞、最優秀賞にも選ばれなかったブランドはフィアットクライスラーと三菱。最優秀賞を逃した大手ブランドとしては、フォード/リンカーン、ボルボ、BMWがあげられた。

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