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エステ業界、新型コロナ対応指針策定 感染防止の徹底求める

経済産業省

NPO法人日本エステティック機構と一般社団法人日本エステティック振興協議会は3月10日、「エステティックサロンにおける新型コロナウイルス対応ガイドライン」を公表した。経済産業省の要請を受けて振興協議会が策定したもの。肌に直接触れる業態であることを踏まえ、衛生管理と感染防止策の徹底を各サロンに求めた。

ガイドラインは業界でまとめた従来の衛生基準に加え、さらなる衛生確保をサロンに求めた内容。

体調不良時の来店自粛要請など利用者への注意喚起の実施、営業時間変更時の事前告知、店内の徹底消毒、定期的な換気、レジ対応時の手指消毒など利用者とスタッフに対する感染防止策を盛り込んだ。

また、全スタッフへの執務前後の体温チェックの徹底、感染者と接触したスタッフの出勤停止などを求めたほか、利用者の感染が判明した際の保健所への報告と情報開示についても明記した。予約のキャンセルが増えることも想定し、キャンセル料の低額化・無償化の検討も求めた。

エステティックサロンは高齢の利用者が多いのが特徴。ガイドラインでは「エステティックサロンがクラスター感染の発生源となるリスクは低いものの、万が一発生した場合でも、対応不備による事態の悪化を回避し、積極的な感染防止対策を講じることは、お客様の不安を解消しさらなる信頼獲得にもつながる」と強調している。

日本エステティック機構はすべてのサロン運営事業者にガイドラインを配布し、実施と協力を呼びかける方針だ。

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