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【米国】一部保険会社が自動車保険料返還へ CFAが称賛

アメリカ消費者連合

外出自粛による自動車事故の激減を背景に消費者団体が自動車保険料の返還を求めていた問題で、オールステート保険とアメリカン・ファミリー保険が契約者の救済に乗り出すことがわかった。総額8億ドル分の保険料を返還する方針。アメリカ消費者連合(CFA)は4月6日、2社の取り組みを称賛するとともに、他の保険会社も追随するよう呼びかけた。

米国では新型コロナウイルスの感染拡大により複数の州が外出禁止令を出す事態に陥っている。これに伴い道路上を走行する車両が激減し、交通事故が減っている。CFAは3月18日、「自動車保険金の請求件数が大幅に減り、保険会社は利益を積み上げている」と指摘し、余剰利益の一部を契約者に返還するよう要請していた。

他社に先駆けて救済措置に乗り出した2社について、CFAは「重大な一歩を踏み出したオールステートとアメリカン・ファミリーのリーダーシップは称賛に値する」とコメント。「今回の救済額が過剰利益分に相応するかは今後の状況を見ないといけないが、新型コロナで自粛を迫られている人や失業者を助けるために正しい行いをした。他社も同様の措置を迅速に取るべきだ」と訴えた。

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