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医療を守れ 伊消費者団体、クラウドファンディングで病院に寄付

国際消費者機構(CI)

医療崩壊の危機に瀕するイタリアで、消費者団体Altroconsumoがクラウドファンディングで集めた10万ユーロ(約1180万円)をミラノのニグアルダ病院に寄付した。新型コロナウイルス治療の最前線に立つ医師や看護師が使うマスク、防護服、手袋の購入費用に充てられる。各国消費者団体で作る国際消費者機構(CI)はホームページやツイッターでこの取り組みを紹介し、「世界的な公衆衛生の危機の中、私たちのメンバーとパートナーが消費者の健康を守るために戦っている」と呼びかけた。

Altroconsumoはクラウドファンディングキャンペーン「医療従事者は私たちを治療する、私たちは彼らを守る」を展開。同団体の広報担当責任者Ivo Tarantino氏は「1000件以上の寄付があり、目標としていた5万ユーロを大きく超えた」とコメントした。集めた10万ユーロを危機的状況にある伊北部ロンバルディア州ミラノの中核医療拠点、ニグアルダ病院に寄付した。

CIは世界保健デーにあたる4月7日、この取り組みをツイッターで発信。各国消費者団体が展開する対新型コロナキャンペーンの一つとして紹介した。

CIはWHO(世界保健機関)などの国際機関と連携し、ホームページ内に「コロナウイルスパンデミック」ページを開設。各国消費者団体の最新の活動状況を発信している。

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