ドラッグストア大手マツモトキヨシを装った偽の「マスク入荷メール」が不特定多数に送り付けられているとして、愛知県は4月27日、不審なメールが届いた場合は一切無視するよう呼びかけた。メール内のURLらしきリンク設定にアクセスすると、金銭をだまし取られたり、個人情報を盗み取られたりするおそれがある。
県によると、偽メールは差出人が「【外号】マツモトキヨシ【速報】」、件名が「マスク入荷〔お1人様4つまで〕」と記載されていて、会員への限定配信であることを強調。品薄となっているマスクが入荷したことを知らせる内容で、「□詳細□」としてURLとみられるリンクが設定されていた。リンクにアクセスすると金銭や個人情報を盗み取られるおそれがある。今後、他のドラッグストアを装った同様の偽メールが横行する可能性もあり、注意が必要だという。
県は「実在する株式会社マツモトキヨシは、メールでマスクの入荷を通知することはない」と指摘。新型コロナウイルス感染症の拡大に便乗したフィッシングメールとみて、警戒を強めている。
実際に届いた偽のマスク入荷メールの一例（報道発表資料より）