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乳幼児のエスカレーター挟まれ事故、サンダルや長靴に注意

東京消防庁

エスカレーターでの乳幼児の挟まれ事故が起きているとして、東京消防庁が注意を呼びかけている。夏に向けて着用することの多いビニール製サンダルやゴム長靴はエスカレーター側面のすき間に巻き込まれやすいといい、保護者に対し、子どもを必ず黄色い線の内側に立たせるようアドバイスしている。

東京消防庁管内で2015~2019年までの5年間に、乳幼児(0~5歳)23人がエレベーターの挟まれ事故で救急搬送された。発生場所はスーパーやショッピングモールなどの店舗・遊戯施設が全体の約7割を占め、月別では8月が23人中6人と突出していた。

「親と手をつなぎ、駅の上りエスカレーターに乗っていたところ、持っていたゴミを落としてしまい、拾おうとした際、エスカレーターのステップと側面のスカートガードの間に左手の指を挟まれた」(3歳・重症)、「ショッピングモールのエスカレーター降り口で遊んでいたところ、手すりベルト引き込み口が気になり、右手を差し込んだ際に巻き込まれ受傷した」(2歳・軽症)などの事故が発生。利用時は手すりにつかまって黄色い線の内側に立ち、側面に寄りかかったり手や顔を乗り出したりしないよう注意を呼びかけている。

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