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5G乗り換え、急ぐ必要なし 仏団体が4G優位続くと予想

フランス消費者同盟

仏通信大手ブイグテレコムが5G(第5世代移動通信システム)のモバイルプランを発表したことを受け、UFC(フランス消費者同盟)は「料金が高額でサービスも不明確。急いで乗り換える必要はない」として、しばらくは様子見するよう推奨した。UFCは5Gの本格普及は2023年頃だと予測。それまでは低価格な4Gがサービスや品質で優位に立ち続けると分析している。

ブイグテレコムのモバイルプランは2年間、月8ユーロを追加で支払うと5Gが利用できるというもの。提供エリア以外では4Gに接続される。5Gプランの注意書きには「年末に向けて都市部で提供開始」と小さく記載されているという。

UFCは▽5G対応スマートフォンが数機種しか販売されていない▽5G提供エリアがいつ、どの都市で始まるのかが明確ではない――などと指摘。「通信革命をもたらすとされる5Gが、事前の期待通りに動き始めるのは2023年頃になる。消費者は急いで5Gに乗り換える必要はない」としている。

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