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エアコンのフロンガス交換の勧誘に注意 「使えなくなる」は嘘

お断り

エアコンに使われているフロンガスを巡り、「2020年から使用できなくなったので交換しなくてはならないという勧誘があった」との相談が寄せられたとして、埼玉県消費生活支援センターは7月13日、注意を呼びかけた。こうした勧誘電話は2014年頃から横行し始めていて、国民生活センターや環境省も注意を呼びかけていた。

オゾン層保護法では、2020年までにフロン類の一種であるHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)を全廃(生産と消費)することが規定されているが、勧誘電話はこれを悪用したもの。エアコンの冷媒として使われているフロン類の交換を規定しているわけではなく、現在使用中のエアコンはそのまま使うことができる。

環境省などによると、電話勧誘のほか「環境省・経済産業省の指示により、エアコンの点検調査に来た」などの事例も寄せられているため、点検商法にも注意が必要だという。

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