公益社団法人NACS（日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会）はこのほど、10月の土日に東京と大阪で実施した「キャンセルなんでも110番」の速報結果を発表した。合計で109件の深刻相談が寄せられたことを明らかにした。NACSでは、一つひとつの事例を精査し、関係省庁・業界団体などに改善意見を提示していく。
10月4日におこなわれたNACS「消費者トラブル キャンセルなんでも110番」（NACS東京相談室にて）
NACSの「110番」は毎年この時期に開催される。今年の場合はコロナ禍でのキャンセルトラブルが深刻化していることから、「キャンセルなんでも110番」をテーマにして開催した。10月3日から25日の土曜日と日曜日に実施。東京は日曜日、大阪は土曜日に受け付けた。
速報発表によると、寄せられた苦情相談は109件。内容は多岐にわたっているが、全体の半数がインターネットを利用した通信販売トラブルだった。「お試しのつもりが…（以下続く）
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