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米ダンキン、カフェイン2割増しコーヒー スタバ追撃なるか

ドーナツで知られる「ダンキン(Dunkin’)」は12月30日から、カフェインを20%増量したコーヒー2品を期間限定で新発売した。同社は2018年に店名から「ドーナツ」を削除すると発表し、現在、コーヒーを中心にすえたブランド戦略を推進中。高カフェインコーヒーの投入で消費者の関心を集めたい考えだ。

新商品は「ダンキンミッドナイト」と「エクスプローラーバッチ」の2品。グリーンコーヒー(生豆)から抽出したカフェインを追加し、同社が提供する一般的なコーヒーと比べてカフェインを20%多めにしたという。新年を迎えて、スタートダッシュを決めたい消費者などにアピールしていく。2ドル(Mサイズ)の特別価格で提供し、1月26日まで販売する。

ダンキンではカフェイン高めのエスプレッソも用意しているが、「お気に入りのコーヒーの味わいをそのままに、カフェインがやや多いコーヒーを飲みたい」という来店者も少なくなかったという。新商品はいつものホットコーヒー・アイスコーヒーの味を変えることはなく、カフェイン増量を実現した。

2018年にドーナツからコーヒーへと軸足を移すことを決めたダンキン。「ダンキン史上最も大胆な商品」(同社)でスタートダッシュを決め、ライバルの米スターバックスを追撃できるか注目が集まっているという。

創業70年以上の老舗カフェが大胆な挑戦。期間限定の新商品でスタートダッシュを決められるか注目が集まる(同社プレスリリースより)

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