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世界消費者権利デー、今年は「プラスチック汚染への取り組み」

国際消費者機構(CI)

各国消費者団体で作る国際機関「国際消費者機構」(CI、本部・ロンドン)は1月12日、3月15日に実施している世界消費者権利デーの今年のキャンペーンテーマとして「プラスチック汚染への取り組み(Tackling Plastic Pollution)」を設定したと発表した。前回の「持続可能な消費者」に続くテーマ選定だとし、コロナ禍で使い捨てプラスチックの使用量が増える中、消費者、政府、企業に行動を呼びかけたいとしている。

CIは「プラスチックは我々の日常生活を支える重要な素材だが、特に使い捨て製品では、消費と生産が持続不可能になっている」と指摘し、環境や生態系だけでなく人類の健康までも脅かしていると警告した。

また、各国消費者を対象とした最新調査結果を紹介し、コロナ禍で使い捨てプラスチックの使用量が増加する一方で、消費者の多くが持続可能な包装容器の使用を望んでいると強調した。

世界消費者権利デーでは、リデュース・リユース・リサイクルの3Rに「リシンク(rethink、再考)」、「リフューズ(refuse、拒否)」、「リペア(repair、修理)」、「リプレイス(replace、交換)」を加えた「7R」を呼びかけ、SNS上でキャンペーンを展開する方針。ハッシュタグ「#SustainableConsumer」と「#NoPlasticPollution」から誰もが参加できる。

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