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【米国】離乳食一部から高レベルヒ素・鉛、FDAが対策表明🔓

コンシューマーリポート

大手メーカーの離乳食の一部にヒ素や鉛などの有害重金属が高レベルに含まれていたことが米下院小委員会の調査報告で明らかになり、波紋が広がっている問題で、米食品医薬品局(FDA)は3月5日、含有量の低減に向けた新たな行動に取り組むと発表した。

ベビーフードやフルーツジュースの商品テストを実施してきた消費者団体は、以前から乳幼児用食品への有害重金属汚染を把握しており、FDAに対し、対策を要請し続けてきた。コンシューマー・リポートは同日、「(FDAがどこまで踏み込んだ対策を取るのか)詳細が公表されていないため、現段階では有効性を判断できない」とコメント。すべての乳幼児用食品について、ヒ素、鉛、カドミウム、水銀に関する基準の設定を求めた。

米下院経済消費者政策小委員会で調査結果が報告されたのは2月4日。これを機に消費者、環境、科学者、子ども支援など各団体が一斉に対策を求める声をあげ、FDAへの風当たりが強まっていた。下院の調査では、大手7社のうち4社の製品の一部に危険なレベルで重金属が含まれていることが判明。残る3社が調査協力を拒否したことも明らかになり、不安をあおる結果となっていた。

FDAは5日の声明で「脆弱な子どもたちが乳幼児向け食品中の有害金属に暴露していることを非常に深刻に受け止めている」とコメント。メーカーに対し、予防的管理措置の徹底などを求める…(以下続く)

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