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コロナで日本酒ピンチ 農水省、ダンスで消費喚起をアピール

農林水産省

新型コロナ感染拡大の影響で、国内外ともに日本酒の消費量が大きく減少しているとして、農林水産省は3月5日、日本酒造組合中央会が配信している「日本酒ダンス」を踊る動画を公開し、消費者に需要拡大をアピールした。

同省によると、コロナ禍で飲み会などがなくなり、業務用を中心に日本酒の国内出荷量、輸出量が低迷。昨年の国内出荷量は前年比11%減、輸出量は13%減と落ち込み、特に「特定名称酒」(吟醸酒、純米酒など8種類に分類される日本酒)の国内出荷量が14%減と大幅に減少した。また、特定名称酒の原料として使われる酒造好適米の需要も大きく落ち込んでいるという。

日本酒ダンスは日本酒造組合中央会が2017年に制作した「踊ってみた動画」。「公務員も踊ってみた、日本酒ダンス」と題して、同省職員や酒造好適米生産者らが全力で踊り、「日本酒は国産のお米からできています。生産者が丹精を込めてお米を作っています。一緒に日本酒を盛り上げましょう」と呼びかける内容。動画配信サイトYou Tubeに5日に公開され、10日14時40分現在、4万9千回以上再生されている。

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