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不用品回収の高額請求トラブル 広告の4万円が40万円に 兵庫

兵庫県立消費生活総合センター

不用品回収の高額請求トラブルが発生しているとして、兵庫県立消費生活総合センターが注意を呼びかけている。家庭ごみの収集運搬は市町の許可が必要で、安易に廃品回収業者に処分を依頼するとトラブルとなる場合があるため要注意だという。同センターは「粗大ごみや不用品の処分はお住いの市町のルールに従って行ってほしい」と呼びかけている。

県内窓口に寄せられた不用品回収に関する相談は、昨年4~12月までの9カ月間で57件に上った。19年度の相談件数(54件)を上回っており、すでに17年度以降で最多となっている。契約した人の半数が高齢者層で、高額請求を受けたという事例が目立った。50歳代男性の事例では「不用品回収、トラック積み放題で4万円、追加料金なし」というネット広告を見て、電話で金額と積み放題であることを確認して業者に依頼。しかし荷物を積み込むたびに金額が高くなり、最終的に40万円を請求されたという。

家庭ごみを収集運搬・処分できるのは「一般廃棄物処理業の許可」を持つ事業者で、「産業廃棄物処理業の許可」や「古物商の許可」では回収できない。同センターは安易に廃品回収業者に依頼せず、市町のルールに従って処分するよう呼びかけている。

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