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個人輸入の健康食品調査 強壮系4品から医薬品成分 厚労省

厚生労働省

厚生労働省は4月19日、2019年度に実施したインターネット販売製品の買い上げ調査の結果を発表した。海外の通販サイトで日本国内向けに販売されている健康食品34製品を調べたところ4製品から医薬品成分が検出された。いずれも「強壮系」と呼ばれるタイプの製品で、同省は販売サイトに削除要請を行った。

この調査は個人輸入される偽造医薬品や健康食品の実態を把握するため、2011年から実施されているもの。今回は健康食品34品目、海外製の医薬品50品目を対象に成分を分析した。その結果、強壮系の11製品中4製品からED治療に用いられるシルデナフィルやタダラフィル、ヨヒンビンが検出された。一方、海外製医薬品では、表示と異なる医薬品成分は検出されなかった。

問題の製品は▽GOODMAN ペニス増大カプセル▽コンフィド(ED・勃起不全)▽エクステンド▽黒砲 (黒炮))ブラックガン 60。特に「黒砲 (黒炮) ブラックガン 60」は1錠当たり医薬品の最大用量の約3倍に相当するタダラフィル59mgが含まれていた上、シルデナフィル10mgも検出された。

同省は「いわゆる健康食品や海外製医薬品は、同じ名称の製品であっても成分や量が異なる場合があり、使用により予期せぬ健康被害が発生するおそれがある」として4製品の使用・購入しないよう注意を呼びかけている。

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