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ダイドー、自販機に顔認証決済導入 マスク姿でも購入可能

ダイドードリンコは4月26日から、日本初となる自動販売機での顔認証決済サービス「KAO―NE(カオーネ)」の本展開を開始した。マスク着用時の認証も可能で、手ぶらでの飲料の購入を実現した。マスク着用が必須の食品・医薬品工場や病院、オフィスなどへの設置を進め、将来的には2千台の展開を目指す。

顔認証決済サービス「KAO―NE」を導入した自販機。マスク着用が必須な食品工場や病院、オフィスなどへの展開を進める(報道発表資料より)

KAO―NE(カオーネ)はNECの顔認証技術を活用した、自販機での顔認証決済サービス。昨年実証実験を行ったところ「財布やスマホを出さずに購入できることが、想像以上に便利だった」と好評だった。「マスクをしたままで買えるとさらに良い」「認証までの時間が少し長い」との課題も明らかになり、顔認証の精度とスピードを向上させたほか、マスク着用時の認証を可能にするなどの改善を図った。

スマートフォンやタブレットを用いて、事前に顔画像やクレジットカード情報、パスコードを登録(約3分で手続き完了)するだけで利用可能。購入時には顔とパスコードの二要素認証で決済される。ダイドードリンコ本社や大同薬品工業関東工場、NEC本社などに設置される。

(本紙「ニッポン消費者新聞」5月1日消費者月間特集号より転載)

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