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チョーヤ、南高梅の漬け込み開始 梅雨の風物詩

梅雨の風物詩として知られる、梅の漬け込み作業が始まった。

梅酒大手のチョーヤ梅酒(大阪府羽曳野市)は5月28日、和歌山県紀州産の南高梅(なんこううめ)を熟成タンクに漬け込む作業を開始した。梅の実の肥大状況を見ながら、1カ月程この作業を続ける。おおよそ1年以上の期間じっくり熟成させ、梅の成分を十分に引き出した後、ブレンドや瓶詰などの工程を経て、日本市場にとどまらず世界60カ国以上に出荷されていく。

チョーヤによると、和歌山県の主力産地では梅の花の満開期後、平年より気温が高い日が多かったことや、梅雨入り時期が例年より早かったことから、やや早めの漬け込み開始となった。

使用する紀州産南高梅は果肉が厚く、酸度が高いのが特長。チョーヤは100%国産梅を使用しており、約8割を紀州産南高梅が占める。伊賀上野、紀州、大阪川向の各工場に計446基ある熟成タンクは、最大10万リットルの容量。梅の産地ごとに品種や熟度ごとに丁寧に管理されるという。

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