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訪日観光客向けに多言語チャットボット開設 国民生活センター

国民生活センター

訪日観光客用の電話相談窓口「訪日観光客消費者ホットライン」を設置している国民生活センターはこのほど、多言語チャットボットを開設した。訪日観光客からの相談対応を迅速化させるとしている。

国民生活センターは訪日した観光客が日本滞在中に消費者トラブルにあった場合に相談できる電話相談窓口「訪日観光客消費者ホットライン」を2018年12月から開設してきた。対応できる外国言語は英語、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語、フランス語で、相談者とセンターとの間に通訳会社を配置し、3者間相談として実施してきた。寄せられた相談については、相談者の日本滞在中に解決する必要があり、より迅速な対応体制が求められていた。チャットボットの採用はその迅速化の一環としている。

同センターは「現在新型コロナウイルス感染拡大により外国人観光客の受け入れが厳しい状況だが、事態収束後の速やかなインバウンド回復のための環境整備が求められている。その期待に応えるために、訪日窓口専用ホームページ及び、多言語チャットボットを開設した」と説明。専用ホームページ上のFAQと多言語チャットボットの開設により、訪日観光客はトラブル対処法などの情報に24時間365日アクセスできるようになるとしている。

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