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生活ごみ排出量増加 コロナで断捨離、粗大ごみなど急増 埼玉

ごみ

埼玉県内のごみ排出量状況が公表され、コロナ禍の2020年度は前年度と比べて生活系ごみが増加したことがわかった。特に不燃ごみ、資源ごみ、粗大ごみが大幅に増加。外出自粛によって在宅時間が増え、家庭内での断捨離が進んだとみられる。県は「市町村のごみ処理能力には限りがある」として、食品ロスの削減や適正な分別と排出、ゴミの減量化に取り組んでほしいと呼びかけている。

県によると、生活系ごみの排出量が前年度比3.5%増の約173万9千トンと増加したのに対し、事業系ごみは9.8%減の約48万5千トンと減少していた。テレワークなどでオフィスでの活動時間が減り、家庭内で過ごす時間が増えたことが主な要因。月別では6月が前年度比18.9%増と急増し、ごみの中では不燃ごみ、資源ごみ、粗大ごみが大幅に増えていた。

県は安定的・継続的にごみの収集・処理ができるよう適正な排出、食品ロスの削減、ごみの減量化などを呼びかけており、こうした心がけが収集・処理する作業員の感染防止対策にもつながるとしている。

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