米環境保護庁（EPA）は8月18日、野菜や果物に広く使われてきた有機リン系農薬、クロルピリホスの農作物への使用を禁止すると発表した。前トランプ政権が擁護してきた農薬をバイデン政権が禁止した形。ただし、ゴルフコースや芝生、害虫処理などの非食品用途は引き続き許可する。新たな規則は6カ月以内に発効する。
バイデン政権で気候変動対策などの重責を担うEPAのマイケル・リーガン長官は「公衆衛生を保護するために本日、これまで延期されてきた措置を講じた」と強調。「食品へのクロルピリホスの使用禁止は、この農薬がもたらす潜在的な危険性から子ども、農家、すべての人々を保護することに役立つ」とコメントした。
これを受け、非営利団体のU.S.PIRGは「クロルピリホスの健康上の危険性は以前から指摘されており、あまりにも時間が…（以下続く）
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